内視鏡内科・胃腸内科

IBDの症状と治療法

IBD(炎症性腸疾患)の症状

慢性的に続く下痢、血便、粘血便、腹痛が主な症状で、発熱、体重減少、貧血、肛門病変を伴うこともあります。再燃(悪くなったり)、寛解(良くなったり)を繰り返すのが特徴です。

IBD(炎症性腸疾患)の検査法

診断には胃カメラや大腸内視鏡検査を行い、炎症の状態や範囲を調べます。なお、内視鏡検査のときに組織を採取して顕微鏡で調べる病理検査(生検組織検査)を同時に行うこともあります。
小腸の病変に関しては、小腸内視鏡検査やバリウムを用いたX線検査を行い診断します。また、口から飲み込むカプセル型の内視鏡が小腸の診断に役立つ場合がありますが、腸に狭窄があるとカプセルが詰まる危険があるため、カプセル内視鏡を用いるときは事前に同じサイズのダミーのカプセルによる検査で通過可能であるかを確認します。 また腸に狭窄や瘻孔(腸に深い潰瘍ができて皮膚やほかの臓器との間に通路ができた状態)、膿瘍などを疑う場合は、腹部のCT検査やMRI検査を行うことがあります。

IBD(炎症性腸疾患)の治療法

残念ながら、現在この病気を完治させる治療方法はありません。しかし、様々な治療法により、多くの患者さんが健常人と同じように普通に日常生活を送ることは可能です。治療の目標は"完治”ではなく、"寛解”(病気がコントロールされた状態)を維持することです。病状によっては入院治療や、外科的手術が必要になる場合もあります。

出典:Nat Rev Gastroenterol Hepatol. 2015 Sep;12(9):537-45.

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