胃カメラの流れ
必要により血液検査を行います。現在の症状や過去の検査歴などをお聞きします。
①症状(いつからどんな症状があるのか)
②過去や現在の病気の有無・薬の内服の有無
③家族歴の有無
④薬剤アレルギーの有無
検査日の予約と検査前の注意事項の説明があります。血液をサラサラにするお薬を飲まれている方は必ず申し出てください。最近はガイドラインにより、お薬を飲まれていても休薬せずに組織検査は行う事は出来ますが、ワーファリンや2種類以上の抗血小板薬を服用されている方の場合は組織検査が出来ない場合もあります。咽頭反射が強い方、たとえば歯磨きでもえずいてしまう方はお申し出ください。
検査前日午後10時以降は絶食になりますが、前日の夜も当日も飲水はOKです。予約時間に来院して頂きます。 食事をしていない事を確認した後、リカバリールームで胃の粘液と泡を消す薬を内服します。
内視鏡室で麻酔薬を静脈注射します。麻酔薬を投与した後は眠った状態(効果には個人差があり完全に眠らない方もいますが頭がボーっとした状態)になります。
当院の胃カメラ検査自体は約5-10分で終了します。その間、通常の内視鏡検査に加え、NBI観察、色素内視鏡などを駆使して微小病変も見逃さないように観察をしていきます。必要があれば病理組織検査(生検)やピロリ菌検査(粘膜培養検査)も行います。
車椅子でリカバリールームまで移動し、麻酔薬の効果が消えるまで約1時間ほどゆっくり休んで頂いてから帰宅して頂きます。
後日、郵送もしくは外来診察で検査結果を丁寧に説明させて頂きます。
(通常、病理結果およびピロリ菌結果が揃うのに1〜2週間程度かかります。)